2019年08月23日

収納の工夫で住まいをスッキリ!

あるはずのモノがどこに行ったか分からない、仮置きのつもりがずっと置きっぱなし、などなどモノが片付かなくて困っている人は多いのではないでしょうか。せっかく素敵なインテリアの家を建てても、モノが溢れていつも部屋が散らかりっぱなしでは、台無しですね。無理してモノを捨てることなく、うまく整理する収納方法について、説明しましょう。

収納の工夫で住まいをスッキリ!

収納づくり 5つのポイント

快適に生活できて、部屋もスッキリさせられる収納づくりには、5つのポイントがあります。

① 使う場所です。使うモノをしまえる収納をつくる

いくら収納スペースが広くても、それが使う場所のすぐ近くになければ、しまうのが面倒なので、ついつい使った場所に置いたままになってしまいがちです。無理なくしまえてたやすく出せるように、使う場所の近くに収納場所をつくるりましょう。

② モノのサイズを考えた収納する

収納スペースをつくるときに、その奥行きは大切です。必要以上に奥行きがあると、ついついしまったものの前に別のモノを入れてしまい、使い勝手が悪くなってしまいがちです。適切な奥行きは、たとえばカップ類なら15cm、本なら25cm、靴なら35cm、鍋類なら45cmです。また、日常的に使うお皿やコップなどは、引き出し式の収納の方が出し入れしやすいでしょう。

③ 使いやすい動線を考える

たとえば玄関では、家族の出入りの動線をふまえて、シューズインクローゼットに家族専用の上がり口を設けると、靴が散らかりにくくなります。また、キッチンの食品を仕舞うパントリーも、調理の動きに合わせた場所にすると、料理がより楽しくなります。
5つのポイントのうち、ここまでの3つは誰にも共通して大切な収納づくりの考え方です。あとの2つのポイントは、あなたの性格によって絶対必要だったり、必要なかったりするものです。

あなたの性格はどのタイプ?

あなたは、次の4つのうちどのタイプにあてはまりますか?
A  モノをあまり買わない + 必要ないモノはすぐ捨てる
B  モノをいっぱい買う + 必要ないモノはすぐ捨てる
C  モノをあまり買わない + いま必要なくても取っておく
D  モノをいっぱい買う + いま必要なくても取っておく

Aの人は、なるべくモノを所有しないで暮らしています。最低限のモノで生活する<ミニマリスト>タイプです。
ムダな収納スペースを広くとる必要はないので、その分、生活空間を広くするか、あるいは小さな家で暮らすようにしましょう。

Bの人は、モノをいっぱい買っていっぱい捨てる。必要になったらまた買えばいいと考える<モノ消費タイプ>です。

このタイプの方に必要なのは、・・・

④ 片付かないモノの一時置き場をつくる

たとえば外出から帰ってきて脱いだ服の一時置き場などをつくっておきましょう。ついつい溜まりがちな新聞や雑誌類、取り込んだ洗濯物なども、それぞれの場所をあらかじめ定めておくようにするといいでしょう。また、玄関の濡れた傘の置き場や、キッチンのゴミ箱スペースなど、家づくりの段階から考えておくといいでしょう。

Cの人は、慎重にモノを選んで一度手にしたものを大切にする。モノを丁寧に使う<もったいない精神>タイプです。

このタイプの方に必要なのは、・・・

⑤ あまり使わないモノの置き場つくる

住みはじめのうちはモノが少なくても、長い年月を暮らしていくうちに、だんだんモノが増えてきます。そういうものを仕舞っておくための大容量の収納スペースをあらかじめ用意しておきましょう。広い収納しつをつくれない場合は、ロフトや屋根裏部屋をつくったり、床下や階段下をうまく活用したりするといいでしょう。また、1階と2階の間に収納階として、建築基準法上では階数扱いにならない天井高1.4m以下の収納階を設ける方法もあります。

Dの人は、モノが大好きでどんどん買って取っておく。モノに愛着を持ち続ける<モノコレクター>タイプです。
モノはどんどん捨てなさいという価値感の人に憧れて無理にモノを減らすと、あとで取っておけばよかったと後悔することになります。モノを捨てるのでなく、モノを仕舞っておくスペースを確保することが大切です。新築したけど引っ越しの段ボール箱が積まれたままなんてことにならないように、生活空間を狭くしてでも、しっかり収納スペースを確保することが大切です。

このタイプの方に必要なのは、・・・

④片付かないモノの一時置き場をつくる 前出

⑤あまり使わないモノの置き場をつくる 前出

この両方が必要になります。

いつも片付いてスッキリした家にするためには、無理なく片づけたくなる住まいであることが大切です。そのためには、きれいに暮らしたくなるような、家族みんなにとって愛着のある家にすることが重要ですね。
新築やリフォームをする際に、収納計画はとても大切です。ここに書いたのは一般論です。具体的な収納計画を検討したい方は、ハウスクエア横浜 新築・リフォーム相談室にご相談ください。

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