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セミナーレポート
「安全な暮らしのための防犯リフォーム」

2006年7月16日 講師:安藤心吉

 空き巣や窃盗団が横行し、凶悪化していると言われる昨今、他人ごとでは済まされないとは思いながらも、現実にはなんの防犯対策も立てずに過ごしている人々が多いのではないでしょうか?今回は住宅や建物専門の防犯アドバイザー・安藤心吉氏に、「空き巣に狙われにくく、侵入抵抗力のある家にするためのリフォーム方法やセキュリティーシステムの導入」について語っていただきました。

 

■「住宅の防犯」とは何を守るのか?
 みなさんの家づくりの中で、防犯はどんな位置づけにありますか?防犯とは、何を守ることだと思われますか?防犯とは、家族を守ることです。財産を守ることはもちろんですが、なにより大切な家族の体・命・そして心を守ることです。万一犯人と遭遇すると体に傷害を受け、さらに、命の危険性さえあります。そして、空き巣に侵入され、金品の被害が少なかった場合でも、被害を受けた家族は、精神的ショックで大きな心の傷を負ってしまうのです。

■防犯は時代のニーズ
 日本は、平成7年頃から平成14年頃にかけ侵入盗が急増し、その検挙率が急激に下がりました。一口に「住宅侵入盗」と言っても、いわゆる留守の場合の「空き巣」、家の人が居るときにでも侵入して泥棒をする「居空き」、寝ている間に入る「忍び込み」、部屋に人が居ても構わず押し入る「強盗」などがあります。いずれのケースも窃盗団による組織的な犯罪が目立ってきています。窃盗団からみれば、日本の住宅は殆どが入りやすく、金品が盗り放題な黄金の国だと思われているのが現状です。

■侵入犯罪者(空き巣など)が入りたくなる家とは?
 嫌な表現ですが、空き巣などが入りたくなる家のタイプがあるのです。人の背くらいの高いブロック塀、茂った庭木などのある家は、一旦敷地内に入ってしまえば、外からは何をしても見えません。また、1ロックのみ、ガラスパネルのあるドア、真ん中にカギ穴の付いたドアノブ、カンヌキがドアの隙間から見えるドアなどは、外部から見て防犯対策をしていないと悟られてしまう家です。それから、表札に家族全員の名前を書いてあるなど家族構成を知られるようなことも、空き巣などには好都合なのです。

■侵入抵抗力のある(空き巣などに入られにくい)家屋
 どんな防犯対策があるかと言えば、おおまかには、破壊しにくいドアや窓などの物理防犯。外部から見てしっかり防犯対策してあるドア、セキュリティー会社のシールや防犯カメラの設置などの威嚇防犯、そして何より大切なのは、戸締まりなど日頃の防犯に気を配るなどの注意の習慣化です。
 具体的には、ドアには2箇所から3箇所のロックを付け、カンヌキ部の外側には肉厚のステンレスのガードプレートを取り付ける。大きな窓には防犯フィルム(防災兼用)、防災に関係ない小さめの窓には防犯合わせガラスを使用する。また、防犯カメラは、取り付け場所やカメラの向きを充分配慮し、威嚇効果を発揮できるよう専門家に相談しましょう。

■セキュリティーシステムについて
 セキュリティーシステムは、自動通報が可能であり、警備員が駆けつけるだけでなく、家の人の代わりに警察に知らせてくれるので安心感があります。しかし駆けつけるにはタイムラグがありますので、犯人がいる間にステーションからどのくらいの時間で駆けつけられるか、契約金額は定額か、来るたびに課金されるのかなど、充分に契約条件を確認して下さい。因みに、犯行時間は10分程度と考えた方が良いでしょう。このタイムラグを埋めるために、侵入抵抗力のある物理防犯との併用が必要ですが、特にステーションから遠い家の場合は必須となります。又せっかく契約しても、スイッチを入れなかったり使わなかったりすれば無意味です。やはり日頃の注意を怠らないよう”注意の習慣化”が必要不可欠です。

 

安藤心吉(あんどうしんきち)
安藤心吉(あんどうしんきち)

1948年山口県生まれ。
1975年、住宅設備機器販売施工会社を設立し、8年間で約2000件の住宅リフォームに関わる。
1983年よりローコスト企画住宅のフランチャイズを開始し、関東から東北地区の工務店に、企画住宅のローコスト化や省エネ・結露対策・耐震などのノウハウを提供する。その後ウインドウフィルム事業に転進し、官民合同会議の防犯フィルムの認定試験に参加したことをきっかけに、2004年、NPO法人全国住宅省エネ防犯研究会を設立。「侵入盗に強い安心・安全な家づくり」などをテーマに講演や情報の公開、個別相談にも応じている。



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