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セミナーレポート
「夢を実現させる間取りの考え方」

2011年5月14日 講師:森岡 茂夫

 今回のセミナーは一級建築士の森岡茂夫さんをお迎えして、敷地の条件を考慮した換気・採光の考え方、家族の好みや生活スタイルを上手に間取りに反映させるコツなどをお話しいただきました。

■要望をまとめるポイント
家族全員で話し合うことが重要です。ライフスタイル(生活時間、来客、ペット、車、家具、家電など)をチェックします。将来のライフスタイルの変化を予測することが大切です。目先のことを考えがちですが、5年後・10年後を見据えて考えて下さい。例えば親との同居や子供の独立を視野に入れ、長いスパンで考えることが大切です。現在の住まいの不満、新しい住まいへの要望を紙などに箇条書きでまとめると設計者は助かります。

■敷地をチェックする
敷地の形状や面積・高低差・地盤・境界・設備・道路・周囲の環境などを調べましょう。既存設備の有無と築年数をチェックします。チェックする設備は上水道・下水道・都市ガス・電気・電話・ケーブルテレビなど。敷地をチェックしないと計画を進めることができません。そのとき日照や風の通り、景色がよい方角のチェックを忘れがちです。家に光や風を取り込むことや窓からの景色を考えることも重要です。家を建てるときに敷地にあった構造を考える基本となります。

■建築法規を調べる
家を建てるときは、都市計画法や建築基準法・消防法などに従って計画し、定められた手続きを行います。用途地域・建ぺい率・容積率・高さ制限・防火制限はチェックしましょう。簡単にインターネットで調べることができます。希望する用途や面積・階数・仕様の建物が建てられるかどうか事前にチェックしましょう。

■間取りの基礎知識:ブロックプラン
部屋から間取りを書き始めてはいけません。大まかな配置を考えてから間取りを決めること、上下に考えることがコツです。例えば老人の部屋の上階、仏間の上階に配慮、二階のトイレの下階などには配慮が必要です。換気、採光、通風も上下に考えます。構造はシンプルに大きな枠組みで設計することが重要です。ブロックプランでは生活の用途や機能をグループ化して、平面的な配置計画や上下の配置計画を行います。

■プランニングのポイントと間取りのヒント
内と外のつながりを考え、採光・通風・景観をチェックします。採光はたっぷりと、トップライトや吹抜を利用します。通風と換気は入り口と出口を考え、高窓や小窓を利用します。狭い部屋には小さな出窓も大きな効果があります。玄関は収納をたっぷり確保すること、階段の傾斜はゆったりと考えること、テラスや庭、外のつながりを計画することなどを間取りのヒントとしてプランニングしましょう。

森岡 茂夫(もりおかしげお)
森岡 茂夫(もりおかしげお) 一級建築士 アルフィ建築デザイン一級建築士事務所代表  大学卒業後ハウスメーカーに勤務したのち設計事務所に勤務し、主に公共建築と住宅・別荘の設計・監理を担当。  1993年に同事務所を設立し、事務所のある横浜と出身地である熊野を中心に、建築が建つ場所や風景、風土とのかかわりを問い続けながら活動をしている。災害に強い安全で安心な家づくりに取組み、2010年に社団法人日本建築家協会の災害担当理事に就任。主な業務として住宅設計に取組み、住いに関するセミナーや月刊誌「新しい住まい設計」「ニューハウス」や雑誌「オレンジページ」などに多数執筆。著書に「地震と住まい」(技報堂出版)、「建築家って」(日刊建設通信新聞社)がある。



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