「知って得する!宅地の選び方と建築法規」 | ハウスクエア横浜
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セミナーレポート
「知って得する!宅地の選び方と建築法規」

2011年9月18日 講師:森岡 茂夫

今回のセミナーは一級建築士の森岡茂夫先生をお迎えして知って得する宅地の選び方と建築法規についてお話しいただきました。

■土地選びのポイント
まず探すエリアを探しましょう。実際に足を運ぶと空き地が見つかるかもしれません。インターネットやチラシよりもこちらの方がはやく見つけることができます。土地を選ぶ際に地域で信頼されている不動産会社を探すことも大切です。不動産会社の免許番号に注目してみましょう。数字は5年毎に更新されます。不動産会社の免許番号を見ると、実績がわかります。次に土地の適正価格を調べましょう。宅地を探す地域の公示価格を事前に調べておくと良いでしょう。曜日や時間帯を変えて土地のまわりの環境をチェックしましょう。時間帯や天候によって交通量や近隣の騒音が違ったりします。また、近隣の方に声をかけてみること、公共施設をチェックすることも大切でしょう。また、宅地の安全をしっかりチェックしましょう。擁壁、がけ、地滑り、水害、液状化など自治体のハザードマップで確認することが大切です。実測図をもとに境界杭があるか確認しましょう。境界杭が不明なために近隣とトラブルになることもあります。上水道、下水道、都市ガス、電気、電話、ケーブルテレビなどの設備もきちんと確認しましょう。水道管の位置などの見えない場所によって工事費用が高くなる可能性があるので覚えておきましょう。建築法規もしっかり確認し、住宅が建てられる土地であるか、構造や階数に制限がないかなど調べましょう。法務局で公図、登記簿謄本、地積測量図などを調べることが大切です。意外と知られていませんが、土地の売買は土曜日、日曜日にしてはいけないということを覚えておきましょう。土地を購入する場合、地積測量図がきちんとあるか確認し、自分の財産を守ることが必要でしょう。重要事項説明書は入念にチェックしましょう。不動産業者が土地や建物の取引を行う場合、登記簿の記載事項、用途地域、建築協会の有無、私道の負担区分、電気・水道・ガスなどの整備状況などについて書面で交付することが義務付けられています。契約の前に受領して充分な説明を受けましょう。

■土地選びで気をつけるポイント
池や田畑の埋め立て地や盛土を行った土地は大地震で液状化や不動沈下、地滑りなどの危険があるため地盤が軟弱な土地に気をつけましょう。液状化マップなどで確認することも可能です。事前に地盤調査などで確認し、震災時の被害を最小限に抑えることができるでしょう。擁壁がある土地にも気をつけましょう。確認申請を取得していない擁壁は築造替えを行うか、建物の基礎補強などの対策が必要です。

■調査を専門家に依頼する
土地を探す場合、建築士に業務を依頼しましょう。家づくりの専門家は建築士です。不動産会社は土地の売買に関してはプロですが、家を建てるのに適している土地であるかは建築設計の専門家である建築士に依頼した方が安心です。見える場所だけでなく見えない場所に気を配り土地を探すことが大切でしょう。

森岡 茂夫(もりおかしげお)
森岡 茂夫(もりおかしげお) 一級建築士 アルフィ建築デザイン一級建築士事務所代表

大学卒業後ハウスメーカーに勤務したのち設計事務所に勤務し、主に公共建築と住宅・別荘の設計・監理を担当。
1993年に同事務所を設立し、事務所のある横浜と出身地である熊野を中心に、建築が建つ場所や風景、風土とのかかわりを問い続けながら活動をしている。災害に強い安全で安心な家づくりに取組み、2010年に社団法人日本建築家協会の災害担当理事に就任。主な業務として住宅設計に取組み、住いに関するセミナーや月刊誌「新しい住まい設計」「ニューハウス」や雑誌「オレンジページ」などに多数執筆。著書に「地震と住まい」(技報堂出版)、「建築家って」(日刊建設通信新聞社)がある。



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