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セミナーレポート
「限られたスペースも、可能性がいっぱい~スケルトンリフォームで生活価値をアップ~」

2012年1月21日 講師:青木 恵美子

 

今回のセミナーは一級建築士の青木恵美子さんをお迎えして限られたスペースも可能性がいっぱい、スケルトンリフォームで生活価値をアップをお話いただきました。

 

■なぜ今リフォームの時代なのか
社会情勢が変化したことがひとつとして挙げられます。資源の活用をしようという姿勢が多くなってきました。また環境問題への関心によってリフォームが注目されるようになっています。阪神淡路大震災以降、耐震基準の強化などによって住宅性能が変化していることも挙げられます。その他には、ライフスタイルの変化、3.11以降の生き方への価値観が変化したことも挙げられるでしょう。

 

■リフォームの動機と三原則
雨漏りや水回りの老朽、シロアリの食害などによる建物の老朽化、都市化と敷地の細分化による周囲環境の変化、耐震性能、断熱性能の変化などによる建物レベルの変化、居住者の高齢化によるバリアフリーへの欲求、家電や家具、設備の大型化などによるライフスタイルの変化が挙げられます。また、隠れた動機として断捨離という観念が生まれています。三原則の一つ目として、法的に建替えが認められないということ、二つ目として構造上合理的に補強可能な範囲であること、三つ目として文化的価値や家族の思い出があることなどがリフォームを選択する理由として挙げられるでしょう。

■リフォームのキーポイント
古さや素材の魅力を見直し引き出すなどして既存建物を生かしましょう。光や風をデザインし、景色を取り込み周囲環境の再評価を行いましょう。生活の見直しや住まい方の見直しを考え、将来を見据えた合理的な計画をし、ライフスタイルの変化に合わせましょう。最小限のコストで最大限の効果をもてるようコストデザインをしていきましょう。手をつけない場所をもつことも良いかもしれません。

■リフォームのメリット・デメリット
メリットとしては、資源の節約ができることで資本の蓄積をすることができます。また、イメージがしやすく、新築よりも出来上がりが分かりやすいことなどが挙げられます。一方、制約が多かったり、住みながらのリフォームは疲れるなどのデメリットもあります。工事中に予想外の変更が生じ、金額が変更されてしまうこともあるということも頭に入れておきましょう。考えている設定金額の一割減の金額をはじめに設定することをおすすめします。

■スケルトンリフォームの価値
時代の変化に対応することができます。間取りの自由度がアップし、豊かな暮らしが望めるでしょう。見えない部分(配管など)を新しくすることで、建物の資産価値上げることができます。

■スケルトンリフォームで注意する点
まず、マンションの場合に注意する点を挙げていきます。マンションは共同住宅なので「マンション管理規約」に沿ってリフォームを行う必要があります。違反する工事をしないように規約をしっかりと確認しましょう。構造体や電気容量、配管ルートを確認しましょう。マンションによっては制限がある場合があります。次に一戸建ての場合に注意する点を挙げます。一戸建てのリフォームは、国の法律や自治体の条例などのルールに定められた通りの工事をする必要があります。法的チェックを必ず行って下さい。法律違反とならないよう注意が必要です。また築35年以上前の木造在来工法は無筋基礎、筋交いなし、金物なしの場合があるので注意が必要です。事前に確認しておきましょう。どちらにも共通して言えるのが近所への配慮についてです。工事中の騒音や振動はもちろんですが、職人や関係者の出入りなどでもご近所に迷惑がかかります。必ず事前に挨拶をしておきましょう。

■7例の事例を紹介いただきました。

青木 恵美子(あおきえみこ)
青木 恵美子(あおきえみこ) 建築家、一級建築士、 (有)AAプランニング、暮らしのスタジオ+i.style代表 鎌倉女子大学生活環境デザイン非常勤講師 (社)日本建築家協会 神奈川地域会代表、日本建築学会神奈川支所理事

神奈川県横浜市生まれ。3代続くハマッ子。
「暮らしをデザインしたい!」と14歳のとき建築家を目指し、建築学科でなく、日本女子大学家政学部住居学科へ進学する。大学卒業後大成建設設計部へ。その後設計事務所にてバブル期海外建築家のプロジェクトを担当。その経験を機に1990年独立。
1992年AAプランニングを立ち上げ、個人邸から店舗、街並計画まで幅広く手がける。



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