家づくり学校<資金計画編>家づくり予算計画の考え方 | ハウスクエア横浜
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家づくり学校<資金計画編>家づくり予算計画の考え方

2015年10月25日(日)・31日(土)講師:川島天晴 (ハウスクエア横浜 新築&リフォーム相談室長)

 

ふだんの買い物では10円単位まで細かく予算管理をしている人が、新築やリフォームになると、あまりにも額が大きいがゆえに金銭感覚が麻痺してしまい、100万円単位でも高い安いがよくわからなくなってしまうことが、往々にしてあります。
コストパフォーマンスの高い家づくりを実現するためには、大局的な判断をしっかり間違えずにしていくことが重要です。
そこで、家づくり予算全体の押さえ方を、ハウスクエア横浜の新築&リフォーム相談室長の川島天晴先生にお話しいただきました。

 

<建替えか?リフォームか?>
古い家にお住いの方の住まいづくりは、まず、建て替えとリフォームと、どちらがいいか?から始まります。
リフォームは、数十万円程度で最低限必要な個所のみを部分リフォームすることも可能ですが、家全体をよくするとなると、耐震性を補強し、屋根・外壁・内装、それに設備もすべてを一新するために、標準的な30坪の家で1000万円近くかかります。
これに加えて、間取りの変更やサッシの入れ替えなどもすると、1500万円を超える場合もあります。
一方、建て替える場合、どんな工事会社でどんな家を建てるのかによりますが、解体費含めて1500万円から3000万円程度です。
なお、家を建て替えると、建蔽率や容積率の制約により、今の家よりも小さい家しか建てられない場合も多いので、要注意です。
建替えるかリフォームにするかは、慎重に考えたうえで決断するようにしましょう。

 

<土地の価格と選び方>
これから土地を買って、家を建てるという方は、土地と建物の予算の配分が重要です。
土地に予算をかけすぎてしまい、満足できる家を建てられなくなってしまわないように、注意しましょう。
土地の価格は、主に最寄り駅と駅からの距離などによって決まってきますが、実際の土地の価格のめどを知るためには、「路線価」を調べてみまっしょう。
これはネットで誰でも検索することができます。
路線価が同じ土地でも、間口や道路との高低差、土地の形状などにより、実際の価格大きく変わります。
土地の購入に際しては、建築工事費に大きく影響するポイントがあるので、注意しましょう。
たとえば、擁壁がある場合、擁壁をやり直さざるをえなくなると、かなりの費用が掛かります。
また、地盤が弱い場合、杭工事などでかなりの費用がかかることもあります。

 

<工事会社の種類>
建物を新築する工事費は、住宅メーカーによりさまざまです。
会社によって、延べ床面積当たりの工事費単価が、2倍も異なります。住宅メーカーは、企業規模により、大手ハウスメーカー、中堅ハウスメーカー、地域ビルダー、一般工務店などに分けることができます。
大手ハウスメーカーは、品質安定性が高く、総合的サービス力も高いですが、その分、価格が高くなります。
また、工法により、木造軸組、軽量鉄骨、木質壁工法、鉄筋コンクリート造などがあり、それぞれに特徴があります。
鉄筋コンクリートは、最も頑丈な工法ですが、工事費も最も高くなります。

 

<工事費を左右するもの>
工事費坪単価は、工事会社による差だけではなく、建物の形によっても大きく異なります。
まず、建物の平面の形。同じ延べ床面積であれば、正方形の場合が一番安価になります。
それは、外壁面積が少なくて済むからです。
長方形であったり、中庭があるような複雑な形状であったりすると、その分、工事費は高くなります。
次に、1階と2階の大きさ。
1階と2階が同じ形の総2階であれば、一番安価になります。
1階よりも2階の方が小さいと、その分、基礎やルーフバルコニーの面積が広くなるので、高くなります。
坪単価的には、正方形総2階がいちばん安価な方法です。
が、必ずしもそれが一番コストパフォーマンスが高いとも限りません。
なぜなら、バルコニーや中庭があると、それにより外部空間が室内に取り込まれて、室内の実面積以上に住まい空間を広く感じさせてくれるからです。
建物の形をどうするかは、自分のライフスタイルと予算を見合わせたうえで、決めるようにしましょう。

 

<家づくりの収支計画>
住宅メーカーが坪○○万円という金額は、多くの場合、基本工事費だけにすぎません。
家を新築するのには、それ以外に次のような費用が必要になりますので、注意しましょう。
①特別工事費・・・・屋外排水管工事、太陽光発電工事など
②地盤強化費用・・・地質改良や杭工事の費用。
③インテリア費・・・照明器具、窓装飾、置家具、エアコンなど。
④融資費用・・・・・融資事務手数料、保険料など
⑤税金、保険など・・不動産取得税、火災保険など
⑥引越など・・・・・引越、仮住まいに要する費用

 

なお、住宅メーカーによっては、間取りが固まらないうちに工事契約の締結を求められる場合があるので注意しましょう。
そこで契約をしてしまうと、契約後の打ち合わせで工事費用がどんどん高くなってしまう場合もありますので、工事会社選びは慎重に進めることが大切です。

川島天晴
川島天晴 ハウスクエア横浜 新築&リフォーム相談室長



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