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家づくり学校<建物プラン編>間取りの工夫で変わる!「快適に暮らせる間取りを考えよう!」

2015年10月12日(月)・24日(土) 講師:湯浅剛(建築家・アトリエ六曜舎代表)

せっかく注文住宅を建てるなら、建売住宅みたいなありきたりの間取りじゃなくて、もっと自分に合った暮らしやすい家にしたいと、思いますよね。
でも、どうすれば、あまり広くもない土地で、限られた予算で、暮らしやすい住まいをつくれるのでしょうか?
そのための間取りの考え方のポイントを、建築家の湯浅剛先生に教えてもらいました。

 

<まずはゾーニングを考える>
建築の素人の建主が、いきなり間取りプランをつくるのは、とても難しい。
けれども、いろんな部屋をどういう位置関係にすればいいか、というゾーニングを考えることは、誰でもできます。
まず、敷地の中で、駐車・駐輪スペースをどこにして、建物の配置をどうするか考えてみましょう。
次に、家の中における、玄関、居室ゾーン、水回りゾーン、階段、個室などの位置関係を考えましょう。
ゾーンを考えるうえで注意しないといけないのは、次の点です。
①陽当たりよくしたい部屋の日照の確保と、各部屋の通風をよくすること。
②家族の希望に合った空間のつながり(リビングイン階段など)
③動線計画(寝室からのトイレ、洗濯機から物干し場、など)
④収納計画(必要なものを必要な時に取り出せる収納スペースの確保)

 

<コートハウスとオープンプラン>
暮らしやすい間取りを考えるうえで参考になる、2つのプランの考え方をご紹介しましょう。
ひとつは、コートハウス。中庭つきの家です。
中庭といっても、庭が真ん中にある必要はなくて、高いフェンスで囲むなどして、道路や隣家から覗かれにくいようにした庭のある家です。
いつも自然を感じられるプライベート外部空間を、住まいに取り込むことができます。
もうひとつは、オープンプラン。
部屋を細かく区切って部屋数を多くするのではなくて、部屋がおおらかにつながるプランです。
たとえば、リビングからつながった一角に勉強部屋や書斎があってもいいでしょう。
それにより、住まいが広く感じられ、家族の気配も感じられます。
また、建具が少なくなるので建築費も安くなる、という利点があります。
家の断熱性能を高めてオープンプランの家にすると、部屋の温度差がなくなり、ヒートショックのリスクが軽減されるというメリットも出てきます。

 

<フレキシブルな住まいづくり>
家を建てると、同じ家に何十年も暮らすのがふつうです。
その間に、家族も成長し、変化します。家を建てた後、家族の変化に応じて、家をマイナーチェンジして、その時どきに暮らしやすくしていくことも想定しましょう。
たとえば、小さいお子さんが2人いるご家族が新築プランを例にとって説明しましょう。
その家の個室は、大きくて天井高の高い個室と小さめの個室と2つあるプランの家でした。
①はじめのうちは、家族みんなが大きな個室で寝ていて、小さめの個室は予備室になっています。
②やがて上の子供が大きくなったら、その子には、小さいめの個室を子供部屋として与えます。
③下の子も大きくなった時、大きい個室を2つに区切って、2人の子供の部屋とします。小さめの個室は夫婦の寝室とします。
④やがて子供が巣立っていった後には、子供部屋だったところはフリールームとして、趣味の部屋、あるいは、子供たち家族が訪れた時に泊まる場所にします。
このように、家族の変化によって、部屋の位置づけは変わってきます。
それに伴ってリフォームを必要とする場合も生じますが、初めから想定しておくことで、ごく簡単なリフォームで済ますことができます。

 

<モデルハウスにみる間取りの工夫>
本セミナーの最後に、住宅展示場のモデルハウスをいくつか見て歩き、実際の間取りの工夫を体感することができました。
一棟目は、1階の水回りエリアと2階との間に収納フロア(天井高1.4m)が設けられているモデルハウス。
リビングルームは1.5階分の高くて開放感のある天井高になっており、そこに収納フロアから覗く小窓があるというおしゃれなつくりになっています。
二棟目は、土間のある家。
ビルトインガレージから趣味室としての土間につながっており、ペット用の水回りもある間取りです。
三棟目は、スキップフロアの家。
1階と2階をつなぐ中2階の部屋があることで、家が1階と2階で分断されなくて、各階が連続してつながっている住まいです。

 

本セミナーを通じて、家の間取りプランのあり方のいろいろな可能性を知ると同時に、しっかり間取りを考えて家を建てることがとても大切であると感じました。

 

湯浅剛
湯浅剛 建築家・アトリエ六曜舎代表



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