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身体にやさしい家具の選び方

2014年7月21日 講師:渡辺眞樹子(家具コンサルタント)


家具の購入を検討する機会は、一生のうちで、そう頻繁にあることではないですよね。
洋服のように季節ごとに購入を検討することもないし、ふだん気軽に家具の並んでいるインテリア専門店を覗くこともないでしょう。
だからこそ、家具をいざ買うときに、どう選んだらいいか分からずに買ってしまい、あとで後悔しがちです。
そこで、長く愛着を持って使える家具を選ぶにはどうすればいいかについて、家具コンサルタントの渡辺先生に語っていただきました。

 

家具を選ぶときの選定基準は?
一般の人は、家具を選ぶとき、まず、家具の見た目のデザインの良さと、部屋の広さに対してうまく収まるサイズか、の2点を気にして検討します。
また、その前提として、ダイニング、リビング、書斎用の家具といった、その家具が必要とする用途に合っているか、機能を満たしているか、を重要なポイントにしています。
しかし、もうひとつ、大切なポイントがあります。
椅子とかソファなどの場合、長く座って快適か、ということです。椅子やソファは、使う人の身体とのかかわりが非常に密接であり重要です。
身体と関わる道具としての視点で自分にあった家具を選ぶことは、日常を快適なものにするために大切なことです。

 

家具の種類3つの区分
ひとくちに家具といっても、家具には3つの種類があります。
①箱モノ・・・チェストやキャビネットなど、生理、装飾、収納に使う、いわば収納系家具
②台モノ・・・テーブルやデスクなど、作業をするので身体の動きと関係が深い、準人体系家具
③脚モノ・・・椅子やベッドなど、身体の動きと密接な関係を持つ、人体系家具
家具を選ぶにあたって、箱モノについては、大きさや機能を中心に選べばいいのですが、脚モノについては、それ以上に、身体との関係が最重要になります。台モノもそれに準じます。

 

椅子やソファの選び方のポイント
自分にあった人体系家具を選ぶためには、デザインや大きさだけで選んではいけません。
なぜなら、人体系家具においては、非常にパーソナルな要素が強いからです。
人によって、身長や脚の長さや体の幅が違います。もっと言えば、同じ身長の人でも、胴体と脚部の比率が全く同じ人は、まずいません。
ダイニングチェアの一般的なシートの高さは42センチですが、それはあくまで快適さの一般的な平均値によるものなので、あなたに合っているとは限りません。
では、自分の身体に合う椅子やソファを選ぶには、どうすればいいのでしょうか?
誰にでも備わっている五感のなかの触覚を活かして、感覚的情報を磨いていくことが大切なのです。

 

今、座っている椅子のセルフチェックのススメ
まず、現在使っている椅子に改めて座ってみましょう。
そして、その座り心地を意識しながら、セルフチェックをしてみます。何か不具合があるようなら、その原因を追究します。
①足はきちんと床についていて、かかとは浮いていないか。
②太ももから膝にかけて直角に足が下りていて、太ももの後ろに圧迫感がないか、
③奥行は合っているか、
④背あてがきちんと背中にあたっているか、背当てに収まっているか、
⑤背、腰は適切な位置でサポートされているかなど、きれいで無理のない姿勢で座れているでしょうか。
もし、座り心地がよければ、それはなぜか、背や腰が椅子のどの部分に接しているか、椅子の背の形状をチェックしてみます。
実際に椅子を選ぶとき、まったく異なるフォルムの椅子でもこのポイントがあっていれば、快適な座り心地な椅子になります。
そしてより多くの椅子に座ってみましょう。
お店にいったら、店員さんに必ず「座ってみてもよろしいですか。」と一声かけます。自分が使用したときのイメージをしながら、少し長めの時間座ってみましょう。
そして、セルフチェックした今の椅子のすわり心地と比較をしてみます。
靴を脱いでみるなど実際に近い状況で座ってみることも大切です。

 

自分にあった椅子を明確に意識しましょう
感覚的情報を言葉に置き換えることは難しいことですが、椅子に座り、比較することで言葉として表現し易くなります。
自分の好みの椅子についてわかったら、お店で相談するとよいでしょう。
きちんとした姿勢で日々座れることは、些細なことのようですが、健康面でもとても大切です。
正しい姿勢は、無駄な緊張がなく長時間座ったとき、肩、腰への負担を軽減します。
あなたに合った椅子が見つけることができたら、メンテナンスについても確認しておくことを勧めします。
長く使うことで、椅子にも愛着が湧きより大切に快適に使うことができるでしょう。

渡辺眞樹子
渡辺眞樹子 家具コンサルタント)



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