定年退職後は、これまで以上に夫婦で過ごす時間が増えるもの。キッチンとリビングをつなげ、開放感あふれる大空間で一緒にくつろぐなど、夫婦二人の時間を快適に過ごしたいですね。

　その一方で、互いに干渉しすぎず自由に過ごす時間も大事にしたいもの。夫婦それぞれが自分の時間を楽しむためのちょっとした空間を設けたり、生活スタイルが異なるご夫婦なら、より快適な睡眠のために寝室を別にするのもいいかもしれません。
　程よい距離感を保ちつつ、互いを思いやれる理想的な間取りについて、夫婦でじっくり考えてみましょう。

　自分が好きな時に、好きなことに集中できる空間を持つことは、セカンドライフならではの贅沢な楽しみです。
　キッチンをアイランド型にして夫婦で一緒に料理をしたり、庭や屋上を活用してガーデニングや家庭菜園を思う存分楽しんだり。

　さらには、音を気にせず楽器を演奏できる防音ルームや、映画の世界にどっぷりひたれる大迫力のホームシアター、陶芸や絵を描くのを楽しむアトリエなど、趣味の時間を満喫するための専用スペースを確保しておくと、家で過ごす時間がより充実すること間違いありません。

　年齢を重ねるにつれ、これまで気に留めなかった段差や、立ったり座ったりの動きが負担になってくるだけでなく、思わぬ事故の原因になることも。リフォームを検討する際には、将来のことを考えた「住まいのバリアフリー化」が欠かせません。

　例えば、浴槽をまたぎやすい深さにする、キッチンのシンクは楽な姿勢で料理ができる高さにするなど、設備の工夫が大切なポイントに。さらにはトイレを寝室の近くにする、車椅子でもゆったり通れるよう廊下を広めにするなど、間取りの配慮も欠かせません。

　高齢者が暮らしやすい家は、全ての人が暮らしやすい家ということ。ご家族の将来のライフスタイルまでしっかり見据えたフォームを考えましょう。

　せっかくリフォームで手に入れた「理想的なわが家」を、夫婦の代だけで終わらせてしまうのはもったいない！と思う一方、親子とはいえども住まいへの思いが一致するとは限りません。

　「将来は子どもたちに住み継いでもらいたい」とお考えなら、リフォームに取り掛かる前に、親子間で互いの意思をしっかり確認をすることが大切です。そんな時に役立つのが、ハウスクエア横浜の「相続相談・資金相談」。中立な立場の第三者を交えて、ご家族に最適なリフォームを考えるのもおすすめです。

　その他にも長く住み継ぐ為には耐震性や耐久性、省エネルギー性等必要な機能もいっぱい。さらには子世代がライフスタイルに合わせてリフォームしやすいような構造も考えておくといいでしょう。