素敵なドッグランになっていく要素は2つあります。ひとつは、管理がしっかりしていること。そして、もうひとつは利用者が遊び上手になっていくことです。これは設備の立派さや広さよりもずっとずっと大切な要素です。
犬は走るのが大好き。というより私たち人間と比べて、走る行為そのものが生活の一部です。
走ることで、自分の気持ちを表現し、走ることで仲間との絆を確かめ、走ることで飼い主さんとの愛情も確信します。走ることは、自分に対する自信でもあり、誇りでもあります。私たち現代人にとっては走る行為は、スポーツや健康維持以外では、急ぐ時と限られていますが、犬たちにとって走るということはもっともっと精神的にも身体的にも重要なことなのです。
犬たちは、一緒に走る人や犬が大好きです。出会って、臭いを嗅ぎあい、挨拶が終わったら、まずは一緒に走ろうとします。共に走る事は、単なる遊びではなく、仲良しになれた証であり、お互いの体力や気持ち、性格までわかり合おうとする行為なのです。走る相手は犬だけではありません。相手が、人であっても同じなのです。子犬が飼い主さんと一緒に走ろうとするのは、早く家族になりたいからです。だから、前を行き、「早く、早く」と誘います。元気に引っ張るのは、飼い主さんを困らせているのではなく、逆に早く仲良くなりたいからなのです。一緒に走れなくても、走らさせてくれるだけでも、犬は喜びます。自分だけで元気にドッグランで走っていても、犬はちゃんと飼い主さんを見ています。そして、ニコニコ楽しそうに自分の走りを見てくれている飼い主さんに対し、しっかりとその愛情を感じています。
ドッグランで思いっきり走っていた犬が、たまに飼い主さんの元に顔を見に帰ってきます。「どう?見ててくれた?」と、言いに来ているのです。
ドッグランは、単に犬が走るだけの施設ではありません。犬にとって大切な、走る行為を通して、飼い主さんの心の絆を確かめあえる場でもあるのです。愛犬が走るのを楽しそうに見守ってあげてください。愛犬も必ず、飼い主さんの笑顔の奥の愛情を感じています。
〜ワンちゃんのタイプ別、ワンコパークの楽しみ方
4/29にリニューアルオープンしたワンコパーク。もうご利用になりましたか?
緑に囲まれ斜面を生かした、人も犬も心地よい空間が広がっています。
このワンコパークには、ほかのドッグランとはちょっと変わった特徴がたくさんあります。
そんな特徴をご紹介しながら、飼い主さんと愛犬の心がもっとつながる!そんな使い方を提案します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1)犬とのつきあいがどうも苦手で…
人もちょっと苦手かも…
お外にはあまり慣れていない…
そんな恐がりやさんのワンちゃんとの楽しみ方(その1)
●まず、ワンコパークの外からじっと様子を見せてあげましょう。
初めての場所は、ワンちゃんも緊張しているもの。
また、飼い主さんも慣れていなければ、知らず知らずふだんと様子が違ってしまうもの。
そんな飼い主さんを見て、またワンちゃんの緊張が増えたりもします。
そこで、パークの中に入る前の「予習の時間」が大切です。
斜面を生かした設計になっているので、入り口のウッドデッキに立てば、ワンコパークの全景を見ることができます。
目を遠くに向ければ、南方向に広がる畑や町並みが見渡せ、とてもいい景色。
飼い主さんはここで一呼吸して、ワンちゃんに声をかけてあげましょう。
またウッドデッキは風通しもよく、季節の風を感じることができるのです。
●ワンちゃんにそこから見える景色を、感じたままを声に出して教えてあげましょう。
「みんな楽しそうに遊んでるね」
「いい景色だね」
「風のにおい、今日はどんなかな?」など。
抱っこをして、見せてあげてもいいでしょう。
(のぞき込んだときに、下に飛び降りてしまわないように注意してくださいね)
はじめは緊張していた恐がりやさんのワンちゃんも、飼い主さんの声に耳を傾けることで、「あれ、飼い主さんも落ち着いているなあ」と安心になります。
ちょっと余裕がでてくれば、「おや?あれはなんだろう?」と好奇心がムクムクとわいてきます。
「うちの子は外へ行っても、周りのものに興味をもたなくて…」「いつも一目散に家に帰ろうとします」
そんなワンちゃんも、ちょっとした心の余裕が出てくれば、自然と好奇心がわき出てくるものです。
景色を見れば、視覚が刺激されます。
風のにおいを嗅げば、嗅覚が刺激されます。
ふだん、ついついお外よりも家の中にいることが多くなりがちなシャイなワンちゃんにとって、刺激を受けることは脳の活性化につながるんです。
ワンコパークに入る前の、ちょっとした「予習の時間」で恐がりさんのワンちゃんに心の余裕をもたせてあげましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2)恐がりやさんのワンちゃんとの楽しみ方(その2)
●中に入って、さらに五感から刺激を受けよう
ワンコパークの一番下まで、階段を下りてみてください。
降り立つと、周りが緑に囲まれているのに気づくでしょう。
芝生やつつじ、大きな木…元気よく生えている雑草たち。
気持ちよい風も吹き抜けていきます。
ひと通りワンコパーク内を一緒に散策してみましょう。
はじめはリードを付けたままで構いません。
ワンちゃんが興味津々でにおいをかいだり、小走りしたり。
草を踏むことで、今度は触覚が刺激されます。
飼い主さんはそんなワンちゃんの様子を見守ってあげましょう。
ワンちゃんがどんなことに興味があって、どんなところの匂いを嗅ぎたいのか…
そんなことをひとつひとつ知ることも、ワンちゃんとの絆を深めていく大事な作業になります。
●ワンコパークにはベンチもあります。
そこで飼い主さんが腰掛けたとき、ワンちゃんはどんな様子ですか?
「やっぱり怖いから、抱っこ、抱っこ」と言ってきたなら、
ここは無理をさせずに抱っこをしてあげるのもいいですね。
「抱っこしてほしい」というワンちゃんの気持ち。
それをまずはわかってあげて応えてあげる。
そうすることで「飼い主さん、私の気持ちをわかってくれるんだ」とワンちゃんが信頼を寄せてくれることにもなります。
「抱っこはわがままだから、いちいち応えてしまうと わがままな犬になってしまう」という考えもあるでしょう。
ワンちゃんがどんな気持ちで抱っこをせがんでいるか。
まずはその気持ちを考えて、ときには、「今日はずっと抱っこばかりだから、 少し歩いてきてごらん」
「おすわりしてから抱っこしようね」と、おすわりをさせてから抱き上げたり。
ワンちゃんの気持ちを察したうえで、ワンちゃんとどんな暮らしをしたいのか。
ワンコパークでのんびりする時間でそんなことを考えて過ごしてみるのも素敵ですね。
●ほかのワンちゃんがいるとき
ほかのワンちゃんが遊んでいるときには、「遊んでおいで」と、必ず無理強いをしなくてはならない、そんなことはありません。
相手の飼い主さんに声をかけて、「うちの子、仲良くなるのに時間がかかるかも…」と事情を話し、ワンちゃんのペースにあわせて、興味が出てきたら引き合わせる、ぐらいの気持ちでいましょう。
●たとえばこんな光景も。
飼い主さんから離れてにおい嗅ぎや探索をしていて、ふいにベンチに戻ってくるワンちゃん。
まるで「ちょっと怖かったけど、がんばってにおい嗅げたよー」と、飼い主さんに報告をしているよう。
「そうなんだ、よかったねー」と、声をかけてお返事。
飼い主さんもリラックスしています。
すると、その穏やかな気持ちが不思議とワンちゃんに伝わります。
「飼い主さんの声を聞いて、リラックスできたなあ」「また探索してくるー」と楽しそう。
こんなやりとりが、飼い主さんと愛犬の心をつなぐ大事なひとときになるのです。
いかがでしたか?
是非、ワンコパークに遊びに来てください。
朝10:00〜夕方6:00(または日没)まで開園しています。毎週水曜日はお休みです。
雨の日は斜面が滑りやすくなるので、休園となる場合があります。
お出かけの前にお問い合わせください。
電話:045ー912ー4110
次回のコラムは
「★ワンコパークを10倍楽しむヒント〜ワンちゃんのタイプ別、ワンコパークの楽しみ方
走るの大好き!やんちゃさん、おてんばさんのワンちゃんの場合」をお届けします。